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人間生活に深く関わる調理を、科学的、文化的に研究している学術団体です。
「日本調理科学会」は、1968年に「調理科学研究会」として発足しました。
1985年に現在の名称に改め、1988年以降は日本学術会議登録学術研究団体として活動、 2011年10月に一般社団法人に登録し、今日にいたっています。

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「調理」は、食事計画に始まり調理操作を経て完成された食べ物を食卓に提供するまでの、あらゆる内容を含んでいます。
人が健康を保ち快適に生きていくためには、安全で、栄養のバランスのとれた、美味しい食べ物が必要で、その決め手となるのが調理です。

人は生理的欲求だけではなく、生活文化に基づく価値判断で食べ物を選択しています。
その最終価値を決める調理の仕事は、人間生活のあり方に直結し食生活の未来にも大きく関わっています。
調理は家庭や外食の場で、伝統的な技術や技能として受け継がれてきました。

「調理科学」は、このように人間生活に深く関わる調理を対象としています。
その研究には自然科学のほか、人文・社会科学的なアプローチも必要で、それらを統合して法則性を見いだし、体系化を図る努力が続けられています。

変貌する人間生活における食の意識を、多面的にとらえる調理科学への期待は、ますます高まっています。